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ドン・クアルンゲ
PLATE — DONN CUAILNGE
CELTAE · ケルト神話
DONN CUAILNGE

ドン・クアルンゲ

ドン・クアルンゲ · クーリーの褐色の牡牛 · Donn Cúailnge

Eric Jones CC BY-SA 2.0

アルスター物語群の褐色の牡牛で、これをめぐって『クアルンゲの牛捕り』が戦われた。もとは二人の豚飼いが争いのなかで何度も転生した末の姿である。コナハトの白い牡牛を引き裂いたが、故郷へ戻って心臓が裂けて死んだ。

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解説

概要

ドン・クアルンゲ(クーリーの褐色の牡牛)は、アイルランド神話のアルスター物語群に登場する、きわめて強く多産な牡牛である。この一頭を手に入れようとしたコナハトの女王メイヴの侵攻が、叙事詩『クアルンゲの牛捕り』の物語全体を動かしていく。

神話・物語

発端は、コナハトの女王メイヴと夫アリルが床のなかで財産を比べ合ったことにあった。アリルは白い角の見事な牡牛フィンベナハを持っていたが、メイヴにはそれに匹敵する牛がなかった。アルスターに褐色の牡牛ドン・クアルンゲがいると聞いたメイヴは、使者を送って借り受けようとしたが交渉は決裂し、軍を率いてアルスターへ攻め入った。

前日譚『二人の豚飼いの生まれ』によれば、二頭の牡牛には前の世があった。もとは二人の豚飼いで、互いに争い続け、鳥、水の生き物、戦士、幽霊、虫と姿を変えながら生まれ変わるたびに戦い、最後に二頭の牡牛として生まれたのだという。

アルスターの男たちが呪いで動けないあいだ、クー・フーリンがひとりで国を守ったが、ドン・クアルンゲはついにコナハトへ連れ去られた。そこでフィンベナハと戦い、これを引き裂く。白い牛の身体の破片はアイルランド各地に散らばり、落ちた場所はそれにちなむ地名になったとされる。ドン・クアルンゲは故郷のアルスターへ戻ったが、そこで心臓が裂けて死んだ。

図像と象徴

主画像は、ラウス県クーリー半島のブッシュの村の広場に立つドン・クアルンゲの像である。

系譜と関係

『クアルンゲの牛捕り』の中心にあり、クー・フーリン、メイヴと関わる。

なおケルトの伝承は今日も語り継がれており、本項の記述はその伝承に関する学術的な整理である。

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領分・別名

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資料

Wikidata
Q1117913 — 骨格データの出典