PLATE — 電母
SINÆ · 中国神話・道教
電母
電母
でんぼ · 金光聖母 · 閃電娘娘
中国の稲妻の女神で、両手の鏡を打ち合わせて光を放つ。雷公が罰する対象を先に照らし出す役を担う。もと孝行な人間の女で、雷公に誤って撃たれたため、天帝が誤りを防ぐ役を与えたという伝承がある。
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解説
概要
電母(でんぼ)は、中国の稲妻の女神である。金光聖母、閃電娘娘とも呼ばれる。
雷公の妻、あるいは対をなす神とされる。
図像と職能
両手に鏡を持ち、これを打ち合わせて光を放つ姿で表される。あるいは二つの鏡を掲げて対象を照らす。
電母が鏡で照らし、雷公がこれを撃つとされる。稲妻が先に光り、雷鳴が後から来るという順序が、二神の分業として説明されている。
罰すべき者を正確に照らし出すという職能である。雷公が誤って善人を撃たないように、電母が対象を確認する。
伝承
民間の伝承では、電母はもと人間の女であったとされる。
姑に孝行を尽くしたが、米を粗末にしたと誤解されて雷に撃たれた。天帝はこれを憐れみ、誤りを正すために彼女を電母として、雷公に先立って対象を照らす役を与えたという。
雷公が誤って人を撃った過ちから、電母の職能が生まれたことになる。
別の伝えでは、粗末にされた米を拾っていた孝行な嫁が雷に撃たれ、天帝が償いとして女神にしたという。いずれの版でも、雷公の誤りが起点である。
図像と象徴
固有の図像は多いが、本サイトは主画像を掲げない。
鏡という持物が、この女神を規定する。光を反射する道具が、稲妻の光を表す。
関わる神格・伝承
雷公の妻。雷部の一。風伯・雨師と気象の神々をなす。
文化的足跡
台湾と華南の廟において、雷公と電母は対で祀られる。雷雨の多い地域における気象の神として、今日も信仰を集める。
なお中国の民間信仰と道教は今日も継承されている生きた信仰であり、本項の記述はその神格の伝承と図像に関する学術的な整理である。
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領分・別名
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資料
Wikidata
Q15952897 — 骨格データの出典