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コカトリス
PLATE — COCKATRICE
ALIA · その他・未分類
COCKATRICE

コカトリス

コカトリクス

Gemma Frisius, Arithmeticæ practicæ methodus facilis (1552) PUBLIC DOMAIN

中世西ヨーロッパの伝承の怪物で、鶏の頭と脚に蛇の胴尾をもつ。古代のバジリスクから派生し、老いた雄鶏の卵を蟾蜍や蛇が温めると孵るとされた。視線や吐息で人を殺し、雄鶏の鬨の声で死ぬという。欽定訳聖書の訳語や紋章を通じて知られる。

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解説

概要

コカトリス(cockatrice)は、中世西ヨーロッパの伝承に現れる怪物で、鶏の頭と脚に蛇または竜の胴尾をもつ合成獣である。古代のバジリスクから派生し、中世を通じてほぼ同一の存在として語られた。視線・吐息・接触のいずれもが致命的で、その通り道では草木が枯れ、水が毒に染まるとされた。

神話・伝承

名は古フランス語の cocatris に由来し、中英語を経て英語の cockatrice となった。基本的な性質はバジリスク譚を受け継ぐが、その誕生には独特の伝承が加わる。老いた雄鶏がまれに産む卵を、蟾蜍または蛇が温めると孵るというものである。

天敵はバジリスクと同じく鼬(いたち)で、雄鶏の鬨の声を聞くと絶命するともされた。コカトリスとバジリスクの名は、古い伝承では互換的に用いられることが多い。

1611年の欽定訳聖書は、イザヤ書やエレミヤ書に現れる毒蛇の名を cockatrice と訳しており、この訳語を通じて名が広く知られた。

図像と象徴

鶏冠と嘴、二本の鶏脚をもち、鱗に覆われた翼と、しばしば矢じり状の尖端をもつ蛇尾で表される。バジリスクに比べて、鶏すなわち鳥の特徴が強調される。

紋章学では、翼と蛇尾をもつ雄鶏の姿で表され、家門の紋章や印刷業者の標章に用いられた。本サイトが掲げるのは、アントウェルペンの印刷業者グレゴリウス・デ・ボンテの標章で、1552年刊のゲンマ・フリシウス『算術実用の簡便な方法』に刷られたものである。

系譜と関係

バジリスクから派生した。

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領分・別名

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資料

Wikidata
Q1371084 — 骨格データの出典
Commons
Basilisk — 図像カテゴリ