アッカド語でトゥプシマーティ。神々の頂点に立つ者が身に帯びる粘土板で、世界の運行と秩序をあらかじめ定めるとされた。所持することが主権そのものを意味したため、その奪取と奪還がメソポタミア文学の反復する主題となる。『アンズー叙事詩』では怪鳥ズーがエンリルからこれを盗み、ニヌルタ(古い版ではニンギルス)が取り返す。『エヌマ・エリシュ』ではティアマトが新たな配偶者キングーの胸にこれを結わえ、勝利したマルドゥクが奪って自らの主権の証とする。物理的な板であって、神の内在的な属性ではない点に特徴がある。
GLOSSARIUM · TABLET OF DESTINIES