オリュンポスの神々が飲む酒で、食物のアムブロシアーと対で語られる。語源は「死(nek-)を越える(-tar)」とする解釈が有力だが定説ではない。宴で杯に注いで回るのは給仕役の務めで、この役はヘーベーからガニュメーデースへ移ったと伝えられる。人間が口にすれば不死を得るとされ、逆に神がステュクスの水にかけた誓いを破ると、一年のあいだネクタルとアムブロシアーを断たれるという罰が『神統記』に語られる。神々の食卓を人間の饗宴の延長として思い描く発想がここにある。
GLOSSARIUM · NECTAR
オリュンポスの神々が飲む酒で、食物のアムブロシアーと対で語られる。語源は「死(nek-)を越える(-tar)」とする解釈が有力だが定説ではない。宴で杯に注いで回るのは給仕役の務めで、この役はヘーベーからガニュメーデースへ移ったと伝えられる。人間が口にすれば不死を得るとされ、逆に神がステュクスの水にかけた誓いを破ると、一年のあいだネクタルとアムブロシアーを断たれるという罰が『神統記』に語られる。神々の食卓を人間の饗宴の延長として思い描く発想がここにある。