エジプトが人を構成する要素の一つとして数えた生命力。誕生のとき本人とともに形づくられ、死後は墓に留まって供物を受け取り続けるとされた。クヌムは轆轤の上で人の身体とカーを同時に捻り出す神であり、王の誕生を描く壁面では王とそのカーが並んで刻まれる。墓に供物を運ぶ行為はカーを養うためのもので、副葬品の銘に見える「〜のカーのために」という定型句がそれを示す。両腕を上に掲げた形の記号で書かれた。移動する魂バア、浄化された霊アクとは役割を分け合っており、これらを「霊魂」の一語で括ると区別が消える。
GLOSSARIUM · KA