怪談を語り合う会の形式。行燈に青い紙を貼り、百本の灯心を立てて、一話語り終えるごとに一本ずつ消していく。灯が尽きて闇となる百話目に怪異が現れるとされ、多くは九十九話でやめるのが常であった。江戸期に武家から町人まで広く行われ、『諸国百物語』『御伽百物語』『絵本百物語』など、多数の怪談集がこの形式を名に冠して刊行された。怪を語ることが怪を呼ぶという観念に立つ点で、単なる娯楽にとどまらない。青行燈は、この席そのものを妖怪の姿に写したものといえる。
GLOSSARIUM · HYAKU MONOGATARI