中世後期から近世にかけてヨーロッパで書写・流布した魔術書の総称。悪魔や霊の名、その序列と職能、召喚と使役の手順を列挙する。七十二の悪魔を数える『ゴエティア』、『大奥義書』『術士アブラメリンの聖なる魔術の書』などが知られる。記述は聖書本文よりも、先行するグリモワール同士の引き写しと増補によって膨張しており、今日流布する悪魔の姿・爵位・紋章の大半はこの系統に由来する。文献としては信仰の記録というより、近世ヨーロッパの想像力の産物として読まれる。
GLOSSARIUM · GRIMOIRE
中世後期から近世にかけてヨーロッパで書写・流布した魔術書の総称。悪魔や霊の名、その序列と職能、召喚と使役の手順を列挙する。七十二の悪魔を数える『ゴエティア』、『大奥義書』『術士アブラメリンの聖なる魔術の書』などが知られる。記述は聖書本文よりも、先行するグリモワール同士の引き写しと増補によって膨張しており、今日流布する悪魔の姿・爵位・紋章の大半はこの系統に由来する。文献としては信仰の記録というより、近世ヨーロッパの想像力の産物として読まれる。