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GLOSSARIUM · FOUR TREASURES OF THE TUATHA DÉ DANANN

トゥアハ・デ・ダナーンの四秘宝

トゥアハ・デ・ダナーンが渡来にあたって四つの都市から携えてきたとされる四つの宝。ファリアスからは正当な王が乗ると叫ぶ運命の石リア・ファル、ゴリアスからは決して外れないルーの槍、フィンジアスからは抜けば逃れられないヌアザの剣、ムリアスからは集まった者を満たさずに帰さないダグザの大釜コイレ・アンシクである。王権・武・技・豊かさを一組にした構成で、『マグ・トゥレドの戦い』冒頭に列挙される。

四つの都市——ムリアス、ファリアス、ゴリアス、フィニアス——は北の島々にあったとされ、それぞれにモルフィス、エサス、ウシキアス、セミアスという師がいた。トゥアハ・デ・ダナーンはこれらの都市で魔術と知識を学んだとされ、アイルランドの外部に知識の起源を置く構成になっている。

リア・ファルは今日もタラの丘に立石として残るとされるが、同定には議論がある。スコットランドの戴冠石スクーンの石をリア・ファルとする伝承もあり、この石をめぐる持ち去りと返還は1950年と1996年にも政治的な事件となった。石が主権の徴として機能している。

四秘宝の体系は中世アイルランドの文人による整理であり、古い伝承をそのまま伝えるとは限らない。19世紀以降、タロットの四つのスートに対応するとする説が唱えられたが、学術的な根拠はない。ウェールズのブリテン島の十三の宝と比較される。

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