『マハーバーラタ』に描かれる軍陣(ヴューハ)の一つで、パドマヴューハとも呼ばれる。上から見ると円盤(チャクラ)あるいは開いた蓮(パドマ)に似た七重の同心構造をなし、内側へ進むほど強い戦士が配されて、踏み込んだ者を逃さぬ迷宮となる。兵は敵とすれ違いながら円を描いて後ろへ回り込み、最後尾が到達した合図で一斉に内を向く。そのとき初めて、囲まれた者は自らの孤立を知る。クルクシェートラの戦いでドローナがこれを敷き、破り方だけを胎内で聞き覚えたアビマニユが単身踏み込んで討たれた挿話で名高い。
GLOSSARIUM · CHAKRAVYŪHA