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SEPTENTRIO · 北米先住民の神話
TARQIUP INUA

タルキウプ・イヌア

タルキウプ・イヌア · アニンガーク · アニンガ

イヌイトの神話における月の主で、アニンガーク(アニンガー)とも呼ばれる。空に住む偉大な狩人の男とされ、豊穣と道徳をつかさどり、アラスカでは動物の神ともされる。太陽となった妹を追って空を巡る兄妹の物語と結びつく。

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解説

概要

タルキウプ・イヌア(「月の主」。イヌピアックではタトキム・イニュア)は、イヌイトの神話における月の神格である。月を指す一般の語であるタトケク(ネツリク)やタルケク(イグルーリク)、あるいはアニンガー、アニンガーク(ネツリク)、アニンガート(イグルーリク)などの名でも呼ばれ、後者は太陽と月の神話と結びついている。北米先住民の神話の体系に含めて扱う。

信仰

タルキウプ・イヌアは豊穣の神で、道徳的に正しい者の神であり、アラスカのイヌイトにとっては動物の神でもある。月の霊は男で、空に住む偉大な狩人とされる。

神話・物語

イヌイトに広く伝わる物語では、毎夜、暗い家で一人の娘のもとに何者かが忍んで来た。正体を知ろうと、娘は手に煤を塗り、その者の顔に印をつけた。明かりのもとで見ると、それは実の兄であった。娘は松明を手に逃げ出し、兄も松明を手に後を追った。二人はそのまま空へ昇り、妹は太陽に、兄は月になった。兄の松明は追う途中で消えかけ、そのため月の光は弱いのだという。月の表面の暗い模様は、妹がつけた煤の跡とされる。

図像と象徴

固有の図像は伝わらず、本サイトも主画像を掲げない。

系譜と関係

シラプ・イヌア、セドナと並ぶ主要な霊とされる。太陽とされる妹とは兄妹の関係にある。

なおイヌイトの伝統は今日も継承されている生きた文化であり、本項の記述はその伝承に関する学術的な整理である。物語は地域と集団によって大きく異なる。

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領分・別名

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資料

Wikidata
Q1145713 — 骨格データの出典