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マハーギリ
PLATE — MAHAGIRI
SOUTHEAST_ASIAN · 東南アジアの神話
MAHAGIRI

マハーギリ

マハーギリ · ミン・マハーギリ · エインドウィン・ナッ

Mayor mt CC BY-SA 4.0

ミャンマーの三十七のナッの一柱で家のナッの長、名は「大いなる山の主」。怪力の鍛冶屋の息子を恐れた王が、その妹を妃に迎えて兄を呼び戻し、木に縛って焼き殺した。妹も火に身を投じ、二人の霊が宿った木はバガンへ流れ着いてポッパ山に祀られた。

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解説

概要

ミン・マハーギリ(「大いなる山の主」)は、ミャンマーの精霊ナッのうち、三十七の大ナッの一柱であり、家を守るナッの長である。エインドウィン・ナッ(「家のなかのナッ」)とも呼ばれる。王に恐れられて焼き殺された鍛冶屋の息子で、後を追って火に身を投じた妹とともに祀られる。三十七のナッへの信仰は、マハーギリの崇拝から始まったとしばしば言われる。東南アジアの神話を主たる体系とし、仏教を併記する。

神話・物語

伝承によれば、マハーギリはタガウンの鍛冶の名工ウー・ティンドーとその妻ドー・ナウの子で、名をマウン・ティンデーといった。素手で象の牙を折るほどの怪力の持ち主で、王位を奪われることを恐れたタガウンの王に疑われ、ポッパ山に近い森へ逃れた。王は彼の妹マ・ミャッフラ(シュエ・ミェッフナ、「黄金の顔」)を妃に迎え、兄を総督に任じると偽って呼び戻させた。戻ったマウン・ティンデーは捕らえられ、チャンパカの木に縛られて焼き殺された。妹も兄とともに死ぬことを選び、二人は木に宿って近づく者を襲う霊となった。

王は木を伐らせてエーヤワディー川に流し、木はバガンに流れ着いた。ティンリジャウン王(在位344〜387年とされる)の夢に二人の霊が現れ、住まいと引き換えに都を守ると申し出た。木はポッパ山へ運ばれ、二つに割られて二人の顔が刻まれた。以後マウン・ティンデーはミン・マハーギリとして崇められた。

信仰

二人はバガンのタラバー門の両脇にも祀られ、マハーギリは右に、妹は左に置かれた。のちの王たちは二人の黄金の頭部を作らせてポッパ山の柱に据え、1812年に作られたものが今も崇められている。ミャンマーの家では、柱に椰子の実を吊るしてマハーギリを祀り、実が傷めば取り替える。

図像と象徴

白い象に坐る巨人の姿で、左手に王子の権威を示すターバンと剣を持つ姿で表される。主画像は、バガンのシュエズィーゴン・パゴダに祀られるマハーギリと妹の像である。

系譜と関係

三十七のナッの一柱で、妹フナマドーヂー(マ・ミャッフラ)とともに祀られる。

なお東南アジアの伝統は今日も継承されている生きた文化であり、本項の記述はその伝承に関する学術的な整理である。

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領分・別名

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資料

Wikidata
Q6732811 — 骨格データの出典