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PLATE — KAPRE
SOUTHEAST_ASIAN · 東南アジアの神話
KAPRE

カプレ

カプレ · Kapre

フィリピンの森の木の上に住み、大きな葉巻を吸う背の高い黒い毛深い巨人。旅人を道に迷わせるが悪意はない。名はアラビア語のカーフィルがスペイン語を経て入ったもので、スペイン統治期にネグリトの人々を偏見をもって描いたことから生まれたとされる。

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解説

概要

カプレは、フィリピンの民間伝承に登場する、人に似た姿の巨人で、背が高く色の黒い、毛深くたくましい木の巨人として語られる。実のならない木の枝の上に住み、大きな葉巻を吸う。近くを通る旅人にいたずらをするが、悪意はないとされる。東南アジアの神話の体系に含めて扱う。

伝承

カプレは夜に活動し、何でも食べる。必ずしも悪いものとは考えられていないが、住んでいる木を伐られると仕返しをすることがある。人と友になろうと近づいたり、女性に惹かれて近づいたりすることもある。カプレと友になった人はその姿が見えるようになり、その人がカプレの上に坐ると、ほかの人にも見えるようになるという。

カプレは旅人を山や森で道に迷わせ、住み慣れた自分の家や庭にいることさえ忘れさせて人を惑わせるとされる。風がないのに木の枝が揺れる、姿の見えないものの大笑いが聞こえる、木の上から濃い煙が立ちのぼる、夜の木の上に大きな赤い目が光る、といったことがカプレのしわざとされた。森に蛍が多いのは、カプレの葉巻やパイプの火の粉だともいわれる。

名

カプレの名は、アラビア語で不信仰者を意味するカーフィルが、スペイン語のカフレを経て入ったものである。ムーア人と接触のあったスペイン人がフィリピンにこの語を持ち込み、黒い肌を持つ先住のネグリトの人々を指して用いた。カプレの別名アグターは、アエタの人々の別名でもある。今日のカプレ像は、スペイン統治期に低地のキリスト教化された人々がネグリトの人々を偏見をもって描いたことから生まれたものとされる。この語の最も古い用例は、マゼラン遠征隊のアントニオ・ピガフェッタが記した「チャプリ」である。

図像と象徴

固有の図像は伝わらず、本サイトも主画像を掲げない。

系譜と関係

ティクバランとともに、フィリピンの森の存在をなす。

なお東南アジアの伝統は今日も継承されている生きた文化であり、本項の記述はその伝承に関する学術的な整理である。

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領分・別名

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資料

Wikidata
Q576531 — 骨格データの出典