PLATE — ĪXTLĪLTŌN
AZTECA · アステカ神話
ĪXTLĪLTŌN
イシュトリルトン
イシュトリルトン · 顔の墨 · Ixtlilton
「顔の墨」を意味するアステカの医術と癒しの神。黒曜石の仮面から発して子供に安らかな眠りをもたらし、神殿の黒い水を飲ませて子の病を癒した。同時に祝宴と踊りの神でもあり、快楽の神マクイルショチトルの兄弟。
01
解説
概要
イシュトリルトン(ナワトル語 Īxtlīltōn、「顔の墨」の意。イシュトリ「顔」「目」、トリリ「黒い墨」、そして指小辞トンから成る)は、アステカ神話において医術と癒しの神であり、それゆえしばしば健康と幸運の神マクイルショチトルの兄弟として言及される。
イシュトリルトンは穏やかな神であり、黒曜石の仮面から発し、寝床の子供たちに闇と安らかな眠りをもたらした。
職能
子供の病を癒す神である。とりわけ言葉を話し始めるのが遅い子を癒すとされた。
黒い水。 イシュトリルトンの神殿には黒い水を入れた壺が置かれ、病んだ子はこれを飲まされた。黒い水は、この神の名(顔の墨)と対応する。
治療の儀礼において、祭司がイシュトリルトンの仮面をつけて病児の家を訪れた。
踊りと祝い。 同時に、祝宴と踊りの神でもあった。子が生まれて四年目に、家でイシュトリルトンを祀る祭が営まれた。
癒しと祝いが同じ神に配されるのは、快癒が祝われるべきものであるためとみられる。
アウィアテテオとの関係
兄弟とされるマクイルショチトル(「五の花」)は、アウィアテテオ——過度と快楽の五柱の神——の一柱である。
快楽の神の兄弟が医術の神であることは、過度がもたらす病を癒すという対応と解される。
図像と象徴
本サイトが掲げるのは、イシュトリルトンの図である。
黒い顔で描かれる。名のとおり、顔に墨を塗った姿である。
関わる神格・伝承
マクイルショチトルの兄弟。アウィアテテオと関わる。
文化的足跡
日本語圏でこの名が挙げられることは少ない。アステカの医術の神として言及される。
02
領分・別名
03
資料
Wikidata
Q2480320 — 骨格データの出典