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エウノミアー
PLATE — ΕΥ̓ΝΟΜΊΑ
HELLAS · ギリシア神話
ΕΥ̓ΝΟΜΊΑ

エウノミアー

エウノミア · Eunomia · Eunomía

アプリア赤絵式渦巻装飾クラテール(モスクワのペリケーの画家に関連、ベルリン古代美術館蔵 F 3257) CC BY-SA 4.0

法と立法の女神で、名は「良き秩序」を意味する。テミスとゼウスの娘で、ディケー・エイレーネーとともにホーライの第二世代をなす。三姉妹の名は「良き秩序・正義・平和」となる。

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解説

概要

エウノミアー(Εὐνομία)は、ギリシア神話の法と立法の女神である。名は「良き秩序」「良き法による統治」と訳される。

エウ(「良く」)とノモス(「法」)の合成であり、同時に牧草地を意味するノミアとも結びついて、春の緑の牧場の女神でもあった。多くの伝えでテミスゼウスの娘とされる。対をなすのは無法のデュスノミアーである。

神話・物語

固有の物語は伝わらない。この女神が現れるのは、三姉妹の一員としてである。

ホーライの第二世代に属し、姉妹はディケー(正義)とエイレーネー(平和)である。ホーライは法と秩序の女神として社会の安定を保ち、アテーナイ、アルゴス、オリュンピアで主として祀られた。

ピンダロスは歌う——エウノミアーと、その姉妹にして都市の確かな支えである穢れなき泉ディケー、そして同じ血筋のエイレーネー。人にとって富の管理者である、賢慮のテミスの三人の輝かしい娘たち。

ホーライは自然の法——季節——とも結びつけられた。

図像と象徴

本サイトが掲げるのは、アプリア赤絵式の渦巻装飾クラテールである(モスクワのペリケーの画家に関連、ベルリン古代美術館蔵 F 3257)。

アテーナイの壺絵において、この女神はしばしばアプロディーテーの随伴者のなかに描かれる。ペイトー(説得)、ハルモニアー(調和)らとともに、婚姻と市民生活の秩序を体現する一群として現れる。

三姉妹の名を並べると「良き秩序、正義、平和」となる。ヘンディアトリス——一つの観念を三語で表す修辞——として機能しており、都市国家の理想が三つの女神の名として立てられている。

関わる神格・伝承

父はゼウス、母はテミス。姉妹はディケーとエイレーネー。

ホーライの第一世代——タッロー、アウクソー、カルポー——が季節の推移を担うのに対し、第二世代は社会の秩序を担う。自然の周期と人の法が、同じ女神群の二つの世代として配置されている。

文化的足跡

スパルタの詩人テュルタイオスの詩には『エウノミアー』と題されたものがあり、スパルタの国制を讃えたとされる。都市国家の政体そのものを、この女神の名で呼ぶ用法があった。

小惑星15番エウノミアは、この女神の名にちなむ。1851年に発見された小惑星帯の天体である。

日本語圏では、ホーライの名は季節の女神として知られる一方、法と秩序を担う第二世代の名まで挙げられることは少ない。

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領分・別名

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資料

Wikidata
Q920416 — 骨格データの出典