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PLATE — DEER WOMAN
SEPTENTRIO · 北米先住民の神話
DEER WOMAN

ディア・ウーマン

鹿の女 · ディア・レディ · Deer Woman

北米先住民の霊で、鹿の足を持つ美しい女の姿で現れ、女と子供を害した男を森へ誘って殺す。足を見ろという教訓譚。現代では先住民女性への暴力に抗する自己救済の英雄として語り直されている。

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解説

概要

ディア・ウーマン(鹿の女、ディア・レディとも)は、北米先住民のさまざまな神話に現れる霊で、その属性と性格は状況と関係によって異なる。しかしおおむね、女と子供を害した男に対しては復讐的で殺意に満ち、そうした男を死へ誘うことで知られる。美しい若い女で鹿の足を持つ姿か、鹿の姿で現れる。

伝承

ディア・ウーマンの物語は複数の先住民文化に見られ、しばしば幼い子供に、あるいは若者や十代の者によって語られる。ラコタ(オチェティ・シャコウィン)、オジブウェ、ポンカ、オマハ、チェロキー、マスコギー、セミノール、チョクトー、オトー、オセージ、ポーニーなどの共同体である。

典型的な物語では、踊りの場に美しい見知らぬ女が現れ、若い男がこれに惹かれて後を追う。女の足が鹿の蹄であることに気づかない。男は森へ誘われ、二度と戻らない——あるいは狂って戻る。

年長者が若者に、見知らぬ女の足を見ろと教える物語でもある。欲望に駆られて相手をよく見ないことの危険を説く教訓譚として機能する。

図像と象徴

固有の図像は伝わらず、本サイトも主画像を掲げない。

この存在を規定するのは、誘惑と復讐の二重性である。誘う者であると同時に罰する者である。ただし罰の対象は、女と子供を害する男に限られる。無差別の怪物ではなく、特定の罪への応報として現れる。

蹄という細部が、見抜くための手がかりになっている。美しい姿のなかに一点だけ獣の徴が残り、それを見る者だけが逃れられる。

現代における読み替え

先住民の政治的な目標と社会運動が、先住民女性への暴力の増加に応えて広がるなか、ディア・ウーマンの物語の新しい語り直しが生まれた。伝統的な語りとは対照的に、ディア・ウーマンは行方不明・殺害された先住民女性(MMIW)の枠組みのなかで再想像され、殺人的な誘惑者という像を捨てて、必要に迫られて行動する自己救済の英雄として描かれる。

伝承が現代の社会運動のなかで新しい意味を得ている例である。

関わる伝承

各地の伝承において、鹿の霊は一般に狩人と獲物の関係を司る。ディア・ウーマンはその一相であり、狩る者と狩られる者の関係が、男と女の関係に転写されている。

文化的足跡

2021年のテレビシリーズ『レザベーション・ドッグス』(先住民の制作者による)にディア・ウーマンが登場し、新しい語り直しの一例として注目された。

なお北米先住民の諸伝統は今日も継承されている生きた信仰であり、物語の多くは特定の民族・氏族に属するものとして語られる。

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領分・別名

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資料

Wikidata
Q5250852 — 骨格データの出典