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PLATE — ADZE
AFRICA · アフリカ神話
ADZE

アゼ

アゼ · アヅェ · Adze

トーゴとガーナのエウェの吸血の存在。野では蛍の姿をとり、隙間から家に入って眠る子供の血を吸う。捕らえられると人に変じ、憑かれた者は妖術師とみなされた。蚊の媒介する病との関係が指摘されるが、共同体内の緊張を語る枠組みでもある。

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解説

概要

アゼは、アフリカのトーゴとガーナに住むエウェの人々の伝承に語られる、血を吸う霊である。夜の野では蛍の姿で飛び、閉じた家にも隙間から入り込んで、眠っている人、とりわけ子供の血を吸う。捕らえられると人の姿に戻り、人に取り憑く力を持つとされる。アゼに取り憑かれた人は妖術を使う者とみなされ、実際の人々への告発や迫害を生んできた。

信仰

蛍の姿のアゼを捕らえると人の姿に戻るが、その人を殺せば、村に呪いが及ぶとされた。

アゼに取り憑かれた人は、男女を問わず、妖術を使う者とみなされた。本人の意志とは関わりなく、取り憑かれたことによって妖術師になるとされたのである。病や不作が続くと、誰かがアゼに取り憑かれているのではないかと疑われた。この伝承は、実際に人が告発され、迫害される事態を生んできた。

夜に飛ぶ虫が血を吸うという考えと、蚊が運ぶマラリアとの関わりが指摘されてきた。アゼのしわざとされた熱や子供の死は、マラリアの症状とよく似ている。ただし伝承は、病の説明であると同時に、共同体のなかの疑いや緊張を語る枠組みでもあった。

図像と象徴

固有の図像は伝わらず、本サイトも主画像を掲げない。

系譜と関係

アゼは「アフリカの吸血鬼」と呼ばれることがあるが、ヨーロッパの吸血鬼が死者が墓から起き上がるものであるのに対し、アゼは生きている人に取り憑く。成り立ちはまったく異なる。ガーナのアカンの人々の伝承に現れる、血を吸う森の怪物サソボンサムとも別の存在である。

文化的足跡

アゼは、欧米のファンタジー作品で「アフリカの吸血鬼」として取り上げられることがある。

なおこれらの宗教は今日も信仰されている生きた伝統であり、本項の記述はその神格の伝承と図像に関する学術的な整理である。

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領分・別名

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資料

Wikidata
Q380258 — 骨格データの出典