ローマで、規定の戦果を挙げた将軍に元老院が認めた祝勝行進。戦利品と捕虜を連ね、将軍は四頭立ての戦車に乗り、顔を朱で染め、月桂冠を戴いてカピトーリウム丘のユーピテル神殿まで練り歩いた。この日ばかりは将軍が神に擬えられるため、背後に立つ奴隷が「己が人であることを忘れるな」と囁き続けたと伝えられる。軍事指揮権(インペリウム)を保持したままポメリウムの内へ入ることは通常許されないため、承認の審議は境界の外で行われ、ベローナの神殿がその場に用いられた。共和政期には将軍個人の名声を高める最大の機会であり、帝政期に入ると皇帝と皇族にほぼ限られるようになる。
GLOSSARIUM · TRIUMPHUS