ギリシア語で「牡牛殺し」を意味する。フリギア帽をかぶったミトラースが牡牛にまたがり、顔を背けたまま短剣を突き立てる場面で、ミトラエウムの奥に必ず据えられた。牡牛の傷口に犬と蛇が寄り、蠍が下腹を刺し、鴉が舞い、牡牛の尾は麦の穂に変わる。両脇には松明を上げる者と下げる者、双子のカウテースとカウトパテースが立ち、上方に太陽と月が現れる。登場物の多くが星座に対応することから天文学的な暗号とみる解釈が有力に唱えられてきたが、教義を記した文書が残らないため定説はない。
GLOSSARIUM · TAUROCTONY