10世紀後半のビザンツ帝国で編まれたギリシア語の辞典兼百科事典。約三万の項目をアルファベット順に並べ、語義、文法、人物、地名、故事を解説する。編者は不明で、書名の由来にも定説がない。価値は、今日失われた古典作品や古註を引用している点にある。ギリシアの妖怪や地方の祭祀など、他に記録の乏しい事柄が、この書の一項目にだけ残っていることも珍しくない。モルモーやゲローの記述はその例である。ただし孫引きも多く、記述の年代と出所を見きわめる必要がある。
GLOSSARIUM · SUDA
10世紀後半のビザンツ帝国で編まれたギリシア語の辞典兼百科事典。約三万の項目をアルファベット順に並べ、語義、文法、人物、地名、故事を解説する。編者は不明で、書名の由来にも定説がない。価値は、今日失われた古典作品や古註を引用している点にある。ギリシアの妖怪や地方の祭祀など、他に記録の乏しい事柄が、この書の一項目にだけ残っていることも珍しくない。モルモーやゲローの記述はその例である。ただし孫引きも多く、記述の年代と出所を見きわめる必要がある。