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今昔物語集

平安時代後期、12世紀前半に成ったとみられる説話集。編者は未詳。天竺(インド)・震旦(中国)・本朝(日本)の三部構成で、全31巻に千余話を収める(巻8・18・21は伝わらない)。各話が「今は昔」で始まることが書名の由来である。仏教説話を柱としながら、世俗の話や武士の逸話、怪異譚を広く採る。産女に出会う平季武の話をはじめ、後世に語り継がれる日本の怪異の多くが、この書に古い形をとどめている。ほとんどの説話に先行する文献資料があったとみられ、当時の説話がどこまで書物として流通していたかを示す資料でもある。

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