国産みによって島々を生んだイザナギとイザナミが、続いて家宅・海・風・木・山・野などを司る神々を生んだと語る神話。『古事記』は三十余柱を列挙する。この系列は、火の神カグツチの誕生によって断ち切られる。イザナミが火に焼かれて黄泉へ去り、以後の神々は生殖ではなく、死・斬殺・禊といった別の契機から生じるようになる。生むことによる増殖から、失うことによる生成へ——神話の語り口が切り替わる分岐点にあたる。
GLOSSARIUM · KAMIUMI
国産みによって島々を生んだイザナギとイザナミが、続いて家宅・海・風・木・山・野などを司る神々を生んだと語る神話。『古事記』は三十余柱を列挙する。この系列は、火の神カグツチの誕生によって断ち切られる。イザナミが火に焼かれて黄泉へ去り、以後の神々は生殖ではなく、死・斬殺・禊といった別の契機から生じるようになる。生むことによる増殖から、失うことによる生成へ——神話の語り口が切り替わる分岐点にあたる。