狼フェンリルを繋ぐためにドヴェルグが鍛えた紐。『ギュルヴィたぶらかし』によれば、絹のように細く柔らかいが決して切れない。材料は猫の足音、女の髭、山の根、熊の腱、魚の息、鳥の唾——いずれも今この世に見あたらないものである。二度の鉄の縛めを引きちぎったフェンリルはこの紐を疑い、担保として誰かの手を口に入れることを求めた。テュールが右手を差し出し、噛みちぎられる。神々は誓いを破ってこの怪物を封じたのであり、その代償が軍神の右手であった。
GLOSSARIUM · GLEIPNIR
狼フェンリルを繋ぐためにドヴェルグが鍛えた紐。『ギュルヴィたぶらかし』によれば、絹のように細く柔らかいが決して切れない。材料は猫の足音、女の髭、山の根、熊の腱、魚の息、鳥の唾——いずれも今この世に見あたらないものである。二度の鉄の縛めを引きちぎったフェンリルはこの紐を疑い、担保として誰かの手を口に入れることを求めた。テュールが右手を差し出し、噛みちぎられる。神々は誓いを破ってこの怪物を封じたのであり、その代償が軍神の右手であった。