12世紀のラテン語史料が、バルト海沿岸のスラヴ人の神殿を指して用いた語(contina、複数 continae)。スラヴ語の *kǫtina(「隅」から「小屋・家」)を写したものと見る説が有力である。『バンベルクのオットー伝』はシュチェチンに四棟のコンティナがあったと伝え、うち一棟は壁の内外に人・鳥・獣を彫り出して生きているようであったといい、金銀の大杯、宝石を嵌めた牛角の杯、剣と刀と調度、神の鞍と馬が納められていたと記す。祭祀の場であると同時に部族の宝物庫であり集会所でもあった。ギリシア・ローマの神殿を思い浮かべて読むと像を結ばない建物である。
GLOSSARIUM · CONTINA