アレクサンドル・アファナーシエフ(1826–1871)が1855年から1863年にかけて刊行したロシア昔話の集成。ロシア地理学協会に集まった記録と自身の採集をもとに約600話を収め、グリム兄弟の仕事に比肩する規模をもつ。バーバ・ヤーガ、火の鳥、灰色狼、不死身のコシチェイといった人物像は、この本を通じて世界に知られた。ただし編者自身は太陽神話学の立場から、昔話を古代の自然崇拝の名残と解釈しており、その解釈と資料そのものは分けて扱う必要がある。
GLOSSARIUM · NARODNYE RUSSKIE SKAZKI