ケーペウス
ケペウス · ケフェウス · Cepheus
アイティオピアの王でアンドロメダーの父。妻カッシオペイアの傲慢によって娘を生贄に供さねばならなかった。ケフェウス座の由来。同名にテゲアー王などがいる。
解説
概要
ケーペウス(Κηφεύς)は、ギリシア神話の人物の名である。同名の人物が複数おり、主として三人が知られる。
同名の人物たち
アイティオピアの王。 エジプト王ベーロスと河神ネイロスの娘アンキノエーの子で、アイギュプトス、ダナオス、ピーネウスと兄弟。カッシオペイアの夫、アンドロメダーの父である。
カッシオペイアが自分の美しさを自慢したためネーレーイスたちの怒りを買い、神託に従ってアンドロメダーを海の怪物の生贄に供さねばならなかった。しかし通りかかったペルセウスがアンドロメダーを救った。
神話では目立たない存在だが、ヒュギーヌスによれば、ペルセウスがアンドロメダーを連れ去ろうとしたとき、求婚者アゲーノールと共謀してペルセウスを殺そうとし、ゴルゴーンの首によって石に変えられたという。
アレオスの子。 テゲアーの王で、ヘーラクレースのスパルタ攻めに二十人の息子とともに加わり、戦死した。ヘーラクレースはアテーナーの髪の毛を入れた青銅の壺を娘ステロペーに与え、テゲアーを守らせたという。
リュクールゴスの子。 アルカディアの人で、カリュドーンの猪狩りに参加した。
図像と象徴
固有の図像は伝わらず、本サイトも主画像を掲げない。
第一のケーペウスは、妻と娘の物語の傍らにいる王である。行為として記録されているのは、神託に従うことと——ヒュギーヌスの版では——婿を殺そうとして石になることだけである。
関わる神格・伝承
第一の妻はカッシオペイア、娘はアンドロメダー、婿はペルセウス。
文化的足跡
ケフェウス座は、この王にちなむ。カシオペヤ座、アンドロメダ座、ペルセウス座、くじら座とともに、一つの物語が北天の一区画を占めている。
日本語圏では、星座の名として知られる一方、王そのものが語られることは少ない。