海から寄り来るものに神性を認める信仰。漂着した流木・石・鯨、さらには水死体までもが「寄り神」「寄り仏」として祀られ、豊漁をもたらすと信じられた。海の彼方に富の源をみる観念に立ち、えびすの名で呼ばれることも多い。寄り鯨を村の富とみなす一方で、鯨供養のように殺生への畏れを表す営みが並び立つのは、この信仰の両面性による。漂着物を祀る習俗は日本各地の海岸に残り、寄り神を祀る小祠は今も見られる。
GLOSSARIUM · YORIGAMI
海から寄り来るものに神性を認める信仰。漂着した流木・石・鯨、さらには水死体までもが「寄り神」「寄り仏」として祀られ、豊漁をもたらすと信じられた。海の彼方に富の源をみる観念に立ち、えびすの名で呼ばれることも多い。寄り鯨を村の富とみなす一方で、鯨供養のように殺生への畏れを表す営みが並び立つのは、この信仰の両面性による。漂着物を祀る習俗は日本各地の海岸に残り、寄り神を祀る小祠は今も見られる。