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GLOSSARIUM · TIBETAN BUDDHISM

チベット仏教

七世紀以降にチベットへ伝わり、独自に展開した仏教。インドの後期密教を体系のまま受け継いだ点に最大の特色があり、日本に伝わった中期密教とは尊格の構成も儀礼も異なる。十一世紀にアティーシャが入蔵して以後、カダム派・サキャ派・カギュ派・ゲルク派などの諸派が形成された。多羅菩薩や観音菩薩への信仰が日常の勤行に深く根を下ろし、転生によって高僧の地位が受け継がれる化身ラマの制度も特徴的である。砂で描いて壊す砂曼荼羅、経文を納めたマニ車、長大な論理学の修学課程など、この地で育った実践は多い。現存する信仰であり、現代の政治状況とも切り離せない歴史をもつ。

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