シュメール語で、世界の諸制度をあらかじめ定めている神的な力ないし規範を指す。王権・神官職・都市・工芸・音楽・戦・嘆き・性愛など、文明を構成するものが列挙され、そこには望ましいものも望ましくないものも含まれる。神々がこれを保持し、譲渡することができるとされた点に特徴がある。『イナンナとエンキ』では、エリドゥのエンキが酒宴の席でメをイナンナに与えてしまい、女神はそれを天の舟でウルクへ運び去る。都市間の文明の移動を、力の譲渡として語る神話である。
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シュメール語で、世界の諸制度をあらかじめ定めている神的な力ないし規範を指す。王権・神官職・都市・工芸・音楽・戦・嘆き・性愛など、文明を構成するものが列挙され、そこには望ましいものも望ましくないものも含まれる。神々がこれを保持し、譲渡することができるとされた点に特徴がある。『イナンナとエンキ』では、エリドゥのエンキが酒宴の席でメをイナンナに与えてしまい、女神はそれを天の舟でウルクへ運び去る。都市間の文明の移動を、力の譲渡として語る神話である。