ファリードゥッディーン・アッタール(1145頃-1221頃)のペルシア語詩『マンティク・ッタイル』。世界じゅうの鳥が王を求めて旅立ち、七つの谷を越えるうちに次々と脱落して、ついに三十羽だけが目的地に至る。そこで彼らが見たのは、自分たち三十羽の姿そのものであった。ペルシア語で「三十の鳥」を意味する sī murgh と、霊鳥シームルグの名の音の一致にかけた結びである。求める者と求められる者は別ではないという思想を物語に託した作品として、ペルシア文学のなかで広く読まれてきた。
GLOSSARIUM · THE CONFERENCE OF THE BIRDS