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GLOSSARIUM · MANDATE OF HEAVEN

天命

天が徳ある統治者を選び、天下を治めさせるという思想。周が殷を滅ぼしたとき、支配権の根拠は血統ではなく徳にあると説いて武力による王朝交替を正当化したのが、その始まりとされる。『詩経』大雅・文王は天命が一定しないことを歌う。統治者は「天子」と呼ばれ、天の代理として地上を治めるが、失政や天災は天命が離れた徴と解された。皇帝権を支える論理であると同時に、反乱の側の根拠にもなりうる両刃の思想である。歴代王朝の郊祀は、この天命をあらためて確かめる儀礼でもあった。

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