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GLOSSARIUM · KIBYŌSHI

黄表紙

江戸中期、安永四年(一七七五)の『金々先生栄花夢』を画期として流行した草双紙の一種。黄色い表紙にちなむ呼称で、絵を主体に本文を余白へ流し込む体裁をとる。大人向けの洒落本的な機知と諷刺を身上とし、寛政の改革によって衰えた。妖怪はしばしば登場人物として扱われ、豆腐小僧雨降小僧のように、恐ろしさより滑稽さを担う役どころが与えられた。伝承の採集ではなく都市の出版が妖怪を作り出した局面として、妖怪史のうえで重要な位置を占める。

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