カルナック南のムト神域にある馬蹄形の聖池。神殿を三方から抱くように掘られ、同種の池はブバスティスなど獅子の女神を祀る聖域にも見られる。ムトは「イシェルの女主人」と呼ばれ、ラーの目として帯びた獅子の熱を、この水が冷まして鎮めるとされた。神殿の碑文は池を掘った者をラー・アトゥムとも、原初の水ヌンとも、原初の神々の一団ともしており、由来の説明そのものが一つに定まっていない。池は「酩酊の器」とも呼ばれ、女神を酒で鎮める祭礼と結びついた。
GLOSSARIUM · ISHERU
カルナック南のムト神域にある馬蹄形の聖池。神殿を三方から抱くように掘られ、同種の池はブバスティスなど獅子の女神を祀る聖域にも見られる。ムトは「イシェルの女主人」と呼ばれ、ラーの目として帯びた獅子の熱を、この水が冷まして鎮めるとされた。神殿の碑文は池を掘った者をラー・アトゥムとも、原初の水ヌンとも、原初の神々の一団ともしており、由来の説明そのものが一つに定まっていない。池は「酩酊の器」とも呼ばれ、女神を酒で鎮める祭礼と結びついた。