ヘイムダルの持つ角笛。名は「高く響くもの」の意で、吹き鳴らせば九つの世界すべてに届く。ラグナロクの到来を神々に知らせるのはこの音である。『巫女の予言』には、ミーミルの泉に隠されているという趣旨の一節があるが、そこで用いられる語 hljóð は「角笛」とも「聴覚」とも読める。後者を採れば、オーディンが片目を泉に置いたのと同じく、ヘイムダルは片耳を置いたことになる。スノッリは角笛と解したが、古ノルド語の用例にその意味は他に見あたらない。
GLOSSARIUM · GJALLARHORN
ヘイムダルの持つ角笛。名は「高く響くもの」の意で、吹き鳴らせば九つの世界すべてに届く。ラグナロクの到来を神々に知らせるのはこの音である。『巫女の予言』には、ミーミルの泉に隠されているという趣旨の一節があるが、そこで用いられる語 hljóð は「角笛」とも「聴覚」とも読める。後者を採れば、オーディンが片目を泉に置いたのと同じく、ヘイムダルは片耳を置いたことになる。スノッリは角笛と解したが、古ノルド語の用例にその意味は他に見あたらない。