鎌倉幕府の事績を日記体で記した歴史書。治承四年(一一八〇)の源頼朝挙兵から文永三年(一二六六)までを扱い、十四世紀初頭までに編纂されたとみられる。幕府側の視点による潤色が指摘される一方、鎌倉時代の基本史料であることに変わりはない。注目すべきは、怪鳥の鳴き声や妖異の出現といった怪異の記事が、政治・儀礼の記事と同じ体裁で淡々と並ぶ点である。当時、怪異が国家的な関心事として観測・記録される対象であったことを示している。
GLOSSARIUM · AZUMA KAGAMI
鎌倉幕府の事績を日記体で記した歴史書。治承四年(一一八〇)の源頼朝挙兵から文永三年(一二六六)までを扱い、十四世紀初頭までに編纂されたとみられる。幕府側の視点による潤色が指摘される一方、鎌倉時代の基本史料であることに変わりはない。注目すべきは、怪鳥の鳴き声や妖異の出現といった怪異の記事が、政治・儀礼の記事と同じ体裁で淡々と並ぶ点である。当時、怪異が国家的な関心事として観測・記録される対象であったことを示している。