金代の王重陽(おうじゅうよう、1113〜1170)が山東で開いた道教の教派。符籙(ふろく)と儀礼を主とする正一教に対し、出家・持戒と坐禅に近い修養を重んじ、身中の気を練る内丹の修行によって仙となることを説く。儒・仏・道の三教の一致を掲げた点にも特色がある。王重陽が田舎の酒屋で呂洞賓から金丹の口訣を授かったという説話にもとづき、呂洞賓・鍾離権らを祖師(北五祖)に数える。元代以降、正一教と並んで道教教団の二大潮流をなし、北京の白雲観を代表的な道観とする。
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