観音菩薩が住むとされる浄土。サンスクリットのポータラカの音写で、『華厳経』入法界品は南インドの海に臨む山とする。実在の地に比定する営みが各地で行われ、中国では舟山群島の普陀山が、日本では熊野の那智が補陀落とされた。チベットのポタラ宮の名もこれに由来する。中世日本では、生きたまま小舟で南の海へ漕ぎ出す補陀落渡海が行われた。浄土を空想の彼方に置かず、地図の上に探そうとしたところにこの信仰の性格が出ている。
GLOSSARIUM · POTALAKA
観音菩薩が住むとされる浄土。サンスクリットのポータラカの音写で、『華厳経』入法界品は南インドの海に臨む山とする。実在の地に比定する営みが各地で行われ、中国では舟山群島の普陀山が、日本では熊野の那智が補陀落とされた。チベットのポタラ宮の名もこれに由来する。中世日本では、生きたまま小舟で南の海へ漕ぎ出す補陀落渡海が行われた。浄土を空想の彼方に置かず、地図の上に探そうとしたところにこの信仰の性格が出ている。