ホメーロス『オデュッセイア』第10巻で、ヘルメースがオデュッセウスに授ける薬草。根は黒く花は白く、神々がモーリュと呼ぶこの草を人の力で地から抜くことはできないと語られる。これを携えたオデュッセウスはキルケーの薬を飲んでも変身せず、彼女を屈服させた。後代の伝承は、ギガントマキアーの際にヘーリオスに討たれた巨人ピーコロオスの血から生じたと説明する。実在の植物への同定は古代から試みられ、近代にはスノードロップ(ガランサス)とする説も出たが確定していない。
GLOSSARIUM · MOLY
ホメーロス『オデュッセイア』第10巻で、ヘルメースがオデュッセウスに授ける薬草。根は黒く花は白く、神々がモーリュと呼ぶこの草を人の力で地から抜くことはできないと語られる。これを携えたオデュッセウスはキルケーの薬を飲んでも変身せず、彼女を屈服させた。後代の伝承は、ギガントマキアーの際にヘーリオスに討たれた巨人ピーコロオスの血から生じたと説明する。実在の植物への同定は古代から試みられ、近代にはスノードロップ(ガランサス)とする説も出たが確定していない。