ヘーシオドス『神統記』が語る、神々と人間の取り分が決まった場面。メーコーネーの地で、プロメーテウスは牛を二つに分け、食える肉を胃袋に隠し、食えない骨を光る脂で包んだ。ゼウスは脂のほうを選ぶ。以後、人間は肉を食い、神には骨を焼いて捧げることになった。ギリシアの供犠の作法の起源譚であり、同時に人間が神と食卓を分かたなくなった境界の話でもある。ヘーシオドスはゼウスが欺かれたと知りつつ選んだとも書き、主神の全知との整合を取ろうとしている。
GLOSSARIUM · TRICK AT MECONE
ヘーシオドス『神統記』が語る、神々と人間の取り分が決まった場面。メーコーネーの地で、プロメーテウスは牛を二つに分け、食える肉を胃袋に隠し、食えない骨を光る脂で包んだ。ゼウスは脂のほうを選ぶ。以後、人間は肉を食い、神には骨を焼いて捧げることになった。ギリシアの供犠の作法の起源譚であり、同時に人間が神と食卓を分かたなくなった境界の話でもある。ヘーシオドスはゼウスが欺かれたと知りつつ選んだとも書き、主神の全知との整合を取ろうとしている。