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GLOSSARIUM · KUMANO SANZAN

熊野三山

紀伊半島南部に鎮座する熊野本宮大社・熊野速玉大社・熊野那智大社の総称。三社はもと別個の社であったが、平安中期以降に互いの祭神を勧請し合い、一体の信仰圏をなした。本地垂迹のもとで熊野権現として仰がれ、院政期には上皇による熊野御幸が繰り返され、のちには「蟻の熊野詣」と呼ばれるほどの参詣者を集めた。八咫烏をはじめ烏は熊野の神に仕える使いとされ、三山が発行した護符「牛玉宝印」には烏を組み合わせた文字が刷られている。この符の裏に誓いを書く形式は、中世から近世にかけて起請文に広く用いられた。

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