ロシアの昔話と叙事詩に現れる橋。火の川スモロジナに架かり、生者の世界と死者の国とを隔てる。名は「カリナ(ガマズミ)の」とも「焼けて赤い」とも解され、定説はない。物語のなかでこの橋は決戦の場である。英雄はここで多頭の竜と出会い、三度にわたって斬り結ぶ。境界の上で戦うという構図は、彼岸へ渡る通過儀礼の名残と読まれてきた。橋の下には竜の妻や母が待ち構え、敗れた竜の血を吸い取ろうとする、という筋も伝わる。
GLOSSARIUM · KALINOV BRIDGE
ロシアの昔話と叙事詩に現れる橋。火の川スモロジナに架かり、生者の世界と死者の国とを隔てる。名は「カリナ(ガマズミ)の」とも「焼けて赤い」とも解され、定説はない。物語のなかでこの橋は決戦の場である。英雄はここで多頭の竜と出会い、三度にわたって斬り結ぶ。境界の上で戦うという構図は、彼岸へ渡る通過儀礼の名残と読まれてきた。橋の下には竜の妻や母が待ち構え、敗れた竜の血を吸い取ろうとする、という筋も伝わる。