聖地巡礼を経験した、あるいは巡礼を装った遍歴の物乞い歌い手。多くは盲人で、数人ずつ組を作って村を巡り、聖者伝や世界の終わりを歌う宗教詩(ドゥホーヴヌィ・スチフ)を歌って施しを受けた。名は「巡礼靴」を意味するラテン語 caliga に遡るとされる。教会の外にありながら聖なるものを運ぶ存在として畏れと敬いを同時に集め、叙事詩のなかではしばしば奇跡の担い手として現れる。三十三年寝たきりだったイリヤー・ムーロメツを立ち上がらせるのも、この巡礼者たちである。
GLOSSARIUM · KALIKI PEREKHOZHIE