テオニム THEONYM · 世界神話アーカイブ 神格を検索
GLOSSARIUM · FORDICIDIA

フォルディキディア

古代ローマで4月15日に行われた祭。名は「孕んだ牝牛(forda)」に由来し、その名のとおり、大地の女神テルースに孕んだ牝牛を犠牲として捧げた。伝承では、農耕が振るわなかった時代にヌマ・ポンピリウスが夢のなかでファウヌスから「一頭の牝牛に二つの命を出させよ」という謎めいた託宣を受け、これを孕んだ牝牛の犠牲と解いて祭を定めたという。犠牲は国家のためにカピトリウムで、また市を構成する三十のクリアごとにも営まれた。国家の儀式はウェスタの巫女が司り、焼かれた胎児の灰は同月21日のパリリア祭で用いる清めの薬スッフィメンに調製された。すでに大地の胎内で育ちつつある穀物の稔りを確かなものにする祭であったと、オウィディウスらは説明している。

用語集へ

この用語に言及する神格

1柱(知名度順)