ローマの神官団(コッレーギウム)の一つで、二十名からなる。対外関係の宗教的な正当性を保証することを務めとし、条約の締結、賠償の請求、そして宣戦の宣告を担った。宣戦の作法は次のようなものだったと伝えられる。まず相手方へ赴いて賠償を要求し、定められた日数のうちに応じなければ、境界で神々を証人に立てて開戦を宣する。のち領土が拡大して敵地が遠くなると、ベローナの神殿のかたわらに立つ「戦の柱」(コルンナ・ベッリカ)を異国の地に見立て、ローマの領内からその上を越えて敵の方角へ槍を投げることで代行した。ローマにとって戦争は正しい手続きを踏んで初めて正しい戦争(bellum iustum)となり、この神官団はその手続きそのものを体現していた。
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