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GLOSSARIUM · DEA CAELESTIS

デア・カエレスティス

ローマがカルタゴの女神タニトを自らの体系に取り込んで成立した女神。「天なる女神」を意味し、ユーノー・カエレスティスとも呼ばれる。ローマ人はタニトをユーノーの一形態と解し、ディアナやミネルウァの要素を加えてこの女神を形づくった。前146年のカルタゴ滅亡ののちも、その信仰は北アフリカで根強く続き、ローマ属領の都市でカエレスティスを都市の守護女神とする神殿が営まれた。ポエニ的な性格を古代末期の4世紀まで保ったとされ、フェニキア系の女神がローマの衣をまとって長く生き延びた例である。セプティミウス・セウェルス帝ら北アフリカ出身者の時代には帝国全域にも広まった。

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