トルコ中部ボアズキョイ、すなわちヒッタイトの都ハットゥシャの遺跡から発見された王宮文書庫の粘土板群。20世紀初頭以降の発掘で数万点が出土した。条約、法文、年代記、祭儀書、そして神話が含まれる。ヒッタイト語のほか、フルリ語、ハッティ語、ルウィ語、アッカド語、シュメール語の文書が混じり、複数の言語と伝統が重なる帝国の性格をそのまま映す。アナトリアの神話は独立した文学作品としてではなく、多くが祭儀文書の一部として残されたため、物語の全体像を欠く場合が多い。
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