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アレタロギア

神の徳(アレテー)を列挙する讃詞。ギリシア語で書かれ、多くは神自身が一人称で名乗る形をとる。イシスのものが最もよく残り、小アジアのキューメ、テッサロニケ、キュクラデスのアンドロスなど地中海各地に碑文として伝わる。内容にはフィラエ神殿の後期エジプト讃歌に通じる要素と、まったくギリシア的な要素とが混在しており、エジプトの女神が地中海世界へ移されるとき何が翻訳され何が付け加えられたかを読み取る資料になる。婚姻の制定、法の制定、航海の守護といった功徳の並べ方は、文化英雄が文明を創始したと語るギリシアの型を借りたものである。

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