「運命の輪」。フォルトゥーナが回すとされる輪で、言及自体は前1世紀のキケロにさかのぼるが、図像として定着させたのは6世紀のボエティウス『哲学の慰め』第2巻である。中世の写本挿絵や大聖堂のバラ窓(アミアン)では、輪の四方に「われ君臨せん」「われ君臨す」「われ君臨せり」「われに国なし」と銘した人物が配され、上昇と転落が一巡することを示す。13世紀の詩集『カルミナ・ブラーナ』冒頭歌やタロットの「運命の輪」もこの系譜に連なる。
GLOSSARIUM · ROTA FORTUNAE
「運命の輪」。フォルトゥーナが回すとされる輪で、言及自体は前1世紀のキケロにさかのぼるが、図像として定着させたのは6世紀のボエティウス『哲学の慰め』第2巻である。中世の写本挿絵や大聖堂のバラ窓(アミアン)では、輪の四方に「われ君臨せん」「われ君臨す」「われ君臨せり」「われに国なし」と銘した人物が配され、上昇と転落が一巡することを示す。13世紀の詩集『カルミナ・ブラーナ』冒頭歌やタロットの「運命の輪」もこの系譜に連なる。