1848年にロンドンでダンテ・ゲイブリエル・ロセッティ、ジョン・エヴァレット・ミレイ、ウィリアム・ホルマン・ハントらが結成した画家集団。ラファエロ以前の初期ルネサンス絵画を理想とし、細密な描写と象徴性の強い画面を追求した。ギリシア神話、アーサー王伝説、聖書、ダンテを主題とし、後続のバーン=ジョーンズやウォーターハウスを含めて、19世紀後半のイギリスにおける神話図像の型を作った。ロセッティの《レディ・リリス》やウォーターハウスの《ヒュラスとニンフたち》のように、この派の作品が原典の記述を上書きして今日の受容像を決めた例は多い。名称は画家ラファエロに由来し、大天使ラファエルとは無関係である。
GLOSSARIUM · PRE-RAPHAELITE BROTHERHOOD