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GLOSSARIUM · KUMULIPO

クムリポ

ハワイの創世の詠唱(オリ)。二千行を超え、宇宙の始まりの闇(ポー)から、生物が次々に生まれ、最後に人間と神々、そしてハワイの首長の系譜が現れるまでを歌う。「クムリポ」は「深みの源」「闇の始まり」を意味する。

詠唱は十六の節(ワー)に分かれる。はじめの七節は闇の時代であり、珊瑚の虫から始まって、海の生き物、陸の植物、鳥、這う生き物が、対をなして順に生まれる。八節目で光が現れ、人間の時代が始まる。生命が単純なものから複雑なものへ順に生まれるという構成は、しばしば進化論と比較されてきた。

もとは18世紀、首長カレイマモクの誕生を祝って作られたとされ、王家の神聖な系譜を宇宙の始まりにまで遡らせる働きを持っていた。1889年、カラーカウア王が王家に伝わる写本を刊行し、1897年には退位させられたリリウオカラニ女王が幽閉中に英訳した。

この詠唱の人間起源は、宣教以後の影響が指摘されるクムホヌアの物語とは大きく異なる。

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